こんにちは、武蔵小杉セラピールームです。

 

愛する人、大切なペット、仕事、健康、

自分にとって大事な人や物を失ったとき、

私たちは深い痛みと苦しみ、悲しみを経験します。

 

しばらくはショックで麻痺したような感じ、

それがすぎると感情の嵐が襲ってきます。

いくら気をまぎらわせようとしても涙が流れ、

いらだち、罪悪感を感じ、絶望的になってしまいます。

 

こんなときにはまず、

  • 無理をしない
  • 体の健康に気を配る
  • 安全なところでおもいきり嘆く

ということを心がけてください。

 

無理をしない

無理矢理別なことをして気を紛らわせようとしたり、

悲しみを無理に抑えつけてないものにしたりすると

かえってひどいストレスになってしまいます。

 

悲しい気持ち、苦しい気持ちを

そのままにそのときできることをしましょう。

 

家事や仕事、毎日の生活の細々としたこと、

やらなくてはならないことを無理に

完璧にこなそうとしないでください。

できる範囲でやれることをすればいいのです。

思い切って事情を話して

周りの人に助けを頼んでみるのもいいかもしれません。

 

体の健康に気を配る

睡眠、食事、休息、運動は基本です。

心がつらいときこそ体に少し気をつけてあげると

苦しみに耐えやすくなります。

もちろんはじめはそんな余裕がないかもしれませんが

できるだけ早いうちに

睡眠時間、軽い運動、栄養バランスのとれた食事、

適度な休息をとれるように気をつけましょう。

 

どうしても罪悪感が強くて

自分の体を痛めつけたくなってしまうとき

はカウンセラーにご相談ください。

話すことで混乱した気持ちがだんだんに整理されていきます。

 

安全なところで思い切り嘆く

悲しいのを無理にがまんしていると

気がつかないうちに心がこわばってきます。

悲しみを感じる部分と喜びを感じる部分は

同じなので心がこわばってしまうと

楽しいことがあっても喜びがあまり感じられなくなってきてしまいます。

 

安全なところで思い切り泣いたり

気持ちを文章に書いたり、

友人やカウンセラーに話したりしましょう。

 

沈んだ心を癒すには、

自分の大好きなことをする、

そのほかに5感を使った癒しがあります。

 

自然の中でおいしい空気を深呼吸する、

夕焼けを眺め鳥や虫の声を聞く、

好きな音楽を聴きながら

エッセンシャルオイルの香りを嗅ぐ

ふわふわのぬいぐるみを抱きしめて眠る・・・

自分が心地よいと心の底から感じられる方法を使ってください。

 

アルコール、ギャンブル、

買い物、食べ過ぎなどをすれば

一時的に気は紛れるかもしれませんが

後でもっと大きな苦しみになってしまう危険があります。

自分を痛めてしまう方法は避けた方が賢明です。

 

喪失体験はとてもつらく悲しいので回復には

時間がかかるのが普通です。

 

悲しみの底から一度立ち直っても

思い出せばまた悲しくなったりします。

これは病的なことではありません。

 

しかし深い悲しみが2ヶ月以上も続いてひどくなるばかり、

生きているのがつらくてしかたがない、

夜眠れない日が続いている、

不安が大きくなって外出を避けるようになった、

などの症状がおきるようであれば

専門家に相談することが必要です。