こんにちは、武蔵小杉セラピールームです。
今日は本のご紹介です。
今回は心理の本ではありませんが、
「危機に直面したときにどうやって抜け出すか?」
ということでこの本をご紹介します。
矢矧先生は人生の中で何度も大きな危機に直面していますが、
その際の心の持ち方や切り抜け方は
職業、世代、立場を超えて参考になるのではないでしょうか。
経験に即した具体的な方法のアドバイス、
暖かく力強い励ましの言葉にあふれていて
読んでいると気持ちが明るくなります。
どんな輝かしい業績を持っている人でも
何もせずにそうなったわけではありません。
度重なる危機やスランプを超えて
よりいっそう自分に磨きを掛けることを重ねているわけです。
違うのは危機に直面したときの心の向け方だと思います。
「このカベは自分の力ではとても越えられない、ダメかも?」
と思ってしまうのが身動きができなくなってしまう原因です。
そこに「今の」という一言を付け加えてみてください。
「今の自分の力では越えられない」、
こうすると、「今の自分ではまだ解決できない」
ということで、
もしかしたらあとほんの一歩だけ、
成長すれば乗り越えられるかも知れないのです。
そう考えると危機は自分のどこかを
もう少しだけ成長させたらいいんだよ、
と教えてくれているわけで飛躍のチャンスでもあるわけです。
危機を超えるために必要なことは
たぶんほんの少しの勇気をもって考える、
ちょっといままでと違う行動をしてみる、
意外と単純なことなのかもしれません。