こんにちは
武蔵小杉セラピールームです。
もし、あなたやご家族が大きな事件や事故にあってしまった時、
眠れなくなったり、落ち着かなくなったり
イライラしたりといった症状が見られる方が
いらっしゃるかもしれません。
お子さんたちも夜泣きをしたり
べたべたと甘えるようになったり
逆におとなしく黙りこんでしまったりと
何かしら普段と違った様子になっているという話を聞きます。
なかなか余裕がなくて大変だと思いますが
「大丈夫だよ」「一緒にいるからね」
などとやさしく言葉かけをしたりして
安心させてあげてください。
PTSDという言葉を聞いたことがありませんか?
とても怖い思いをしたあとで
こころの状態が普段とちがってしまい、
さまざまな苦しいこころの不調
- 不眠や不安
- 怖い場面をありありと思い出してしまって
恐怖感で苦しくなる - 自分が自分でないような感じがする
- 感情が凍り付いてしまう
- 突然怒りや悲しみでいっぱいになる
などが、ずっと続いてしまうことです。
でも、緊急事態には心がいつもとはちがった状態になるのは当たり前、
とっても自然な反応です。
自分だけこころが弱いのではないだろうか?
自分が変なのではないだろうか?
がまんやがんばりが足りないのではないか?
とは思わないでください。
苦しかったら泣いてもいいし、
時には日常の細かい家事や仕事に没頭して
気をまぎらせるのもいいでしょう。
ただし、アルコールはみんなで楽しく飲む時はいいのですが
不安や怖さをまぎらわせようと飲むのは不健康です。
浮き足だって、自分が自分でないような気がした時の応急処置は、
足をしっかりと踏ん張って
壁を両手で力いっぱい押してから、
背筋を整えて立ってみてください。
それから
「だい、じょう、ぶ」
とゆっくりいいながら
息をぎゅうっとお腹に押し込んでいきます。
体からこころに働きかけるやり方です。
こころの状態は日々変わっています。
回復には時間が必要です。
こころの不調が続いて苦しい時には
ひとりで抱え込まないことが大切です。
ちょっと勇気をだして、
聞いてくれそうな身近な人に打ち明けたり
専門家に相談してくださいね。