うつや抑うつ状態
武蔵小杉セラピールームでは、現在、精神療法の中でうつに効果的とされている認知行動療法をメインにカウンセリングを行います。
それとともに心理テスト、面接などでその方がつまづきやすいところはどこなのかなどの傾向をみつけ、回復後に再びうつにならないための「コツ」や「知恵」など、よりよい毎日の暮らしや将来にわたって役に立つアドバイスをしていきます。
うつの状態にあわせて
うつには、医師の治療が必要なうつ病や抑うつ状態までありますが、10人に一人は一生のうちに1度はかかるとも言われています。
体も心も身動きができなくなるほど重症であれば、我慢せずに医師の診察を受け、薬をきちんと飲み、無理をせずに休息をすることが大切です。
抑うつ状態や軽~中程度のうつの場合は、軽い運動や生活習慣の改善をしながら、認知行動療法をとりいれたカウンセリングをしていくことも回復に効果的です。
うつの症状がある場合、結果として脳の不調がおきているといえますが、そこにいたるまでのきっかけとして考えられるのは例えば以下のようなものがあります。これらは1つだけのこともありますし、複合していることもあります。
また、せっかく回復してきても、これらの要因がまったく変わらないと、一定以上のレベルの回復までに時間がかかったり、一時的に回復しても、同じストレスがきっかけで症状がぶり返してしまうこともあるように思えます。
うつや抑うつの原因やきっかけと考えられるものは・・・・
- 環境要因
(周りの環境、突発的な事件事故、死別離別、病気などのストレス、薬の副作用など) - 対人関係要因
(人間関係のつまづき、社交スキルの練習不足・・・) - パーソナリティの傾向
(悪いことばかり考える、暗く考える、きまじめすぎ、自分を責める、ストレスに弱い・・・) - 感情コントロールの技術に不慣れ
(激しく気持ちが揺れ動いてしまい、どーんと落ち込む) - 自己評価の低さ
(現実以上に自分を悪く評価する。子どもの時の虐待体験やトラウマ、生育歴などが影響していることもある。) - 不健康な生活習慣
(休息をせずに無理を繰り返したり、栄養が偏っていると脳もダメージを受けます) - 知らず知らずに自分を痛めてしまう考え方のクセ
(認知行動療法でいわゆる認知の偏り、認知のゆがみといわれるもの) - アルコールの濫用、そのほかさまざまな依存症