こんにちは、武蔵小杉セラピールームです。

 

依存症、アディクションにはまってしまう心の奥には

耐えがたい底抜けのさびしさ、

ブラックホールのような虚無感が

住み着いていることがあります。

 

依存やアディクションとまでは言えなくても

いつも何か忙しくしなくては気が済まない人

過度に人間関係やサークルにのめり込んでしまう人、

感情的で心のブレーキがきかない人

不健全な形で宗教に依存してしまう人、

そんな人たちの心にも

実は、底なしのさびしさがあるかもしれません。

 

底なしのさびしさはブラックホールのようなもので

お酒、お薬、仕事、サークル、恋愛、家族、

何で埋めようとしても埋まりません。

 

底抜けのさびしさには、普通のさびしさとは違って

「このままでは死んでしまう!助けて!」

という、ひとり置き去りにされた赤ちゃんが

感じるような不安と絶望がセットになっています。

 

本当に苦しい、悲鳴のような感覚ですので

それを見ないで済ませるためには

なんにでものめりこんでしまいます。

 

しかし、時間がたてばまた不安や絶望が襲ってくる、

それを見ないようにと何かにのめりこむ・・・。

だから、なかなかやめられない・・・

 

このつらい気持ちを埋めるには、

外側からいろいろなものを足すのではなくて

自助グループやカウンセリングなどで

本音を話せる場所を見つけ、

自分の内側にある感覚を受け止めて

癒やしていくしかありません。

 

ほんの少し、勇気をだして、

自分の心と向き合うことが

回復の第一歩かもしれません。