こんにちは、武蔵小杉セラピールームです。
今日は本のご紹介です。
アメリカの病院や施設を見学して一番驚いたのが
職務の範囲がしっかりしていることでした。
自分の仕事はここまで、
という責任の範囲がとてもはっきりとしていて
そこまではするがそれ以上のことはやらない。
自分の範囲を超えたことは
きっぱりとそちらの担当者にまかせます。
無理にあれもこれもとしようとすると
疲労がたまったり燃え尽きたり
かえってよい仕事ができないのだといいます。
職場や家庭の人間関係でも、
自分と人との境界線、(バウンドリー)がしっかりしていないと、
どこまでが自分の責任でどこまでが
相手の仕事かわからなくなってしまいます。
つい、人のすることが気になって
人間関係が気まずくなったり、
逆に他の人の気持ちばかりを尊重して
嫌なことを断れなくなってしまったり、
気がつくと自分のこころが空っぽ、
私は何をしているんだろう?
なんていうことになりかねません。
そうならないためには日頃から自分の限界を知り、
完璧主義になろうとしない、
嫌だと思ったことは断る、
よい意味で自分を守る、
たとえば自分の体と心を大切にする、
などということが必要になってきます。
そのためにこのバウンダリー(境界線)
という考え方があるととても便利です。